地味で基本的なことが一番大切

これまで、「血流がすべて解決する」を読んで感じたことを自分の経験を交えながら書いてきましたが、最終的に思うことは、やっぱりバランスの取れた食生活や生活習慣など、地味で基本的な事が一番大切なのだな、ということです。


日々、新しい健康法、サプリメント、健康器具などがテレビ番組やインターネットで華々しく紹介され、私もそれらの情報に踊らされてきた感はありますが、アラサーの年代になって、ようやく、その事に気が付くことが出来ました。
ただもう少し早く気が付くことが出来れば、20代前半までの貴重な時間を鬱々とした気分に苛まれることなく、静脈瘤にもならずに、お肌ももっと良い状態を保てたのかな、と悔やまれます。
ちなみに、残念ながら一度静脈瘤になってしまうと、壊れた弁は元に戻ることがなく、浮き出てしまった血管も消えないのです。なので、もし当時の私のように慢性的なむくみに悩まされている方がいらっしゃいましたら、静脈瘤になる前に、自身の食生活なども見直してみて頂きたいです。


ただ、フェイスメディカルというカテーテルなどの医療器具を取り扱う会社に勤める友人から聞いた話ですと、以前は、病気になった血管を引き抜いて治す治療法が主だったものの、現在は、血管内カテーテル治療という治療法があり、それは弁が壊れてしまった静脈にボールペンのペン先ほどの細さのカテーテルという管を入れて内側から熱を加えて閉じさせる、というもので、局所麻酔で管を差し込むだけなので、日帰りで治療が出来、治療後は、ぼこっと浮き出てしまった血管も元通りになるそうです。
医療は日々進歩していますね。

 以上、偉そうに色々と語ってきましたが、筆者自身、昔に比べれば健康体に近づいてきてはおりますが、健康オタクと自称しつつ、未だにむくみやすいし、ストレス耐性も低いし、極度の寒がりです。
ただ、この本を読んでから再度生活習慣を見直し、鶏肉を毎日のように食べ続け2週間ほどになりますが、体重が順調に増えております!そして何よりうれしいのは、がりがりだった上半身に明らかに肉がついてきたな、と感じられることです。最近毎日スロトレという筋トレでプッシュアップという腕立て伏せの優しいバージョンをやっているのも、効いている気がします。
気になった方はスロトレでググってみてください。
「血流がすべて解決する」によると、体質改善に要する期間は4か月が目安とのこと。
なので、とりあえずあと4か月は、血流を良くする習慣と、スロトレと、マインドフルネスの瞑想法を続けてみたいと思います。
来年の2月ごろには、取るに足らないようなことでイライラくよくよせず、常に泰然自若としていて、これまでの倍のスピードで仕事を片付け、天上天下唯我独尊と天を指したブッタように自己肯、気力体力共に無尽蔵で、肉付きの良いナイスバディになっているかもしれません(笑)

心身ともに健康で晴れやかな気分.jpg

 

Filed under: — 16:45:00
元気が出ないときは、とりあえずお肉を食べる

お肉を食べたあと
当時、自分の体重を戻すために、お肉を積極的に食べるようになった頃、なんだかお肉を食べると元気になる!ということに気づきました。
当時は仕事面やプライベート面でもストレスにまみれていて、食欲も沸かず、ネガティブ思考に陥っていて、鬱々とした気分で日々過ごしていたのですが、たくさんお肉を食べた後に、なんであんな些細なことで悩んでいたのだろう、と思えるくらい晴れやかな気分になったり、またやる気が湧いてきたりしました。
皆さんも、同じような経験をされたこと、あるのではないでしょうか。

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血の量と幸福感の関係性
著者も本書ではお肉、特に骨付き鶏肉を食べるよう推奨されていて、貧血になると幸福感を抱かせるセロトニン、わくわく感を高めるドーパミン、やる気を抱かせるノルアドレナリン、という3つのホルモンが生成されなくなってしまい、心の状態にも深刻な影響を及ぼしてしまうと述べています。
当時の私はまさに、ストレスを感じ食欲がなくなる→食べなくなる→貧血になりさらに気分が落ち込みまた食べない、といった悪循環にはまってしまっていた訳ですね。
でも、私と同じような人、多いのではないでしょうか。
私が以前勤めていた会社では、男女問わず皆さん忙しく、毎日お昼はカップラーメンだけ、夜も残業でコンビニのおにぎりだけ、もしくは全く食べないなんて人、たくさんいらっしゃいました。
私も日々締め切りに追われ、ほぼ毎日20時過ぎまで、遅いときは深夜0時近くまで働いていたのですが、一番いやだったのは、先輩方が食事をせずに残業していると、自分が食事をしに行きづらい、ということでした。
ちなみにその職場で働いていた時は、せっかく増やした体重がまた元通りに減ってしまい、体調も崩してしまいました。
今は残業がほとんどなく、のんびりランチもできるような会社に転職したのですが、あのままあの会社で働き続けていたら、と思うとぞっとします。
また著書によると、平成23年には、まだ食糧不足が残っていた戦後の昭和25年よりもたんぱく質の摂取量は少ないらしいです。
戦後よりも少ないなんて衝撃ですね。
それだけ現代人は食事をおろそかにしていることなのでしょう。

気分が鬱々として、やる気も出ないというそこのあなた、最近お肉を食べていますか? もしかしたら、ただ単純にたんぱく質不足で、幸福、やる気ホルモンが作られなくなってしまっているだけなのかもしれません。

Filed under: — 13:51:00
腹式呼吸でむくみが解消出来た!

瞑想をして気付いたこと
最近、マインドフルネスって流行っていますよね。
健康オタクの私も多分に漏れず取り組んでおります。
マインドフルネスに取り組むことで、小さなことでイライラ、くよくよしなくなる、集中力がつき生産性が高まる、自己肯定感が高まる、ぐっすり眠れるようになるなど、非常に魅力的な効果が挙げられています。
もはや、マインドフルネスの達人になったら人として無敵なんじゃないかと思うほどです。

ちなみに、私は毎日10分、だいたい起床後か就寝前に瞑想をしています。まだ三週間程しか続けていないので、劇的な変化は感じていません。
しかし、瞑想中、複式呼吸を繰り返していると、お風呂に浸かっている時のように手足の末端がぽかぽかとしてきて、じんじんと血のめぐりが良くなっているのを感じられるのです。それが心地よくて、毎日、今日も瞑想したい!という気持ちになり、自然に続けることが出来ています。

ちなみに、最近脚にむくみを感じた時、あ!瞑想すれば血のめぐりが良くなって解消出来るかも!と思って瞑想をしてみたら、案の定むくみが解消され感動しました。

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腹式呼吸と血流
 また、著書でも第五章の「静脈」の血流をよくするための生活習慣5つの方法のなかのひとつとして、かんたん丹田呼吸法というものが紹介されています。
かんたん丹田呼吸法というのは、言ってしまえば腹式呼吸のことで、著者によると、静脈の流れというのは、ふくらはぎなどの筋肉の収縮だけでなく、呼吸によっても作り出されているそうです。
詳しい理論については本を読んで頂きたいと思うのですが、深い呼吸が出来ている時ほど、静脈の流れが良くなり、呼吸が浅いと静脈の流れも悪くなる、ということです。
 私は瞑想の際の腹式呼吸で血のめぐりが良くなることを身をもって経験していたので、やっぱり呼吸って血流を良くするんだ!と再確認しながら読んでいました。

ちなみに、そもそもマインドフルネスの瞑想法も、元をたどると、日本の禅宗の座禅から着想を得て、そこから宗教色がそぎ落とされ形作られていったものらしく、それが日本に逆輸入されて大流行したという訳ですね。

 少しマニアックになりますが、禅の呼吸法については、「白隠禅師-健康法と逸話」(直木公彦 日本教文社)という本が面白かったのでお勧めです。ちなみに、この本で一番心に残ったのは、「息」という字は、「自(みずから)」の「心」と書くということ。
つまり、呼吸って、自分の心そのものを表していたのですね。

Filed under: — 11:09:00
朝ご飯はやっぱり食べた方が体調が良い

前回、当時の血流の悪さの根本的な原因について書きましたが、今回は特に、私の中でもずっと引っかかっていた朝ご飯は食べるか否か、と言った問題について書きたいと思います。

朝はグリーンスムージーしか飲んでいなかった当時
小中高では、朝ご飯はしっかり食べましょうとよく言われていた記憶があるのですが、朝は食欲が沸かない、という人も多いと思いますし、朝は排泄の時間だから食べる必要はない、食べない方が良いという説も耳にします。(朝に食欲が湧かないという理由も、著書の中で触れられているので、ぜひ読んでいただきたいと思います)

ちなみに、当時グリーンスムージーが流行っていたのですが、その本には、朝は排泄のための時間であるから、スムージーだけでも大丈夫、みたいなことが書いてあったと思います。当時はその言葉を信じ、美肌を目指して半年ほど毎朝スムージーの生活を続けていたのですが、今思うと、朝から体は冷えていたし、体調も良くなく、美肌効果どころではありませんでした。まあ、昼夜もまともに食べていなかったので、当然と言えば当然ですが。

そしていつの間にか、やっぱり私には朝ご飯を食べたほうが体に合うのかもしれない、と思うようになり、スムージーも全く飲まなくなりました。

そして今になって、この本を読み、なぜ朝ご飯を食べたほうが体調が良いのか、その理由がはっきりしました。

東洋とヨーロッパの違い
著者は、漢方の世界では午前5時から7時までが便を排出し体から毒素を出し、体を浄化する時間であり、午前7時から9時までが食物の消化が最も活発になる時間、そして午前9時から11時が血を生み出す源である脾の動きが活発になる時間であると言います。

つまり、「漢方の視点から見ると、朝起きてお通じがあり、その後に食事をするのが一日の体のリズムに合わせた本来の食習慣」で、この朝の時間が、血を作るためのゴールデンタイムなのですね。そして更に興味深かったのが、1日3食の習慣は日本では江戸時代中期ごろから、ヨーロッパではルネッサンスごろからで、それ以前は一日二食が主流だったそうなのですが、同じ一日二食でも西洋では昼夕の二食なのに対し、東洋は朝夕の二食が主流だったそうです。

また、朝食には体内時計をリセットする効果があり、この体内時計というのは、私たちの全身の60兆個の細胞一つ一つに組み込まれており、人間の体温、血圧、循環器、免疫、新陳代謝などは全てこの体内時計のリズムに沿って働いているそうです。
なので、日本人である私のDNAにも朝食によって一日のスタートを切る体内時計が組み込まれていて、朝食を食べた方が調子が良いのだろうと思います。

血を作るための朝ご飯.jpg
朝食はタンパク質を取るのがおすすめ

ちなみに、グリーンスムージーの発祥の地はアメリカです。
なので、どちらかというと西洋型の昼夕型で、アメリカ人の体は、朝食抜きでも平気なのかもしれません。あくまで個人の推察ですが。

Filed under: — 16:52:00
血流が悪くなっていた本当の原因とは?

いつの間にかむくみが気にならなくなった

それから半年程が立ち、相変わらずむくみやすい体質ではあるものの、慢性的なむくみからは解放され、皮膚がずきずき痛むような症状もなくなっていました。
その痛みというのは正しくは皮膚ではなく静脈が痛んでいた訳ですが。
なぜ、症状が改善したのか?その時はあまり突き詰めて理由を考えることはありませんでした。
ただ一日三食きちんと食べるようにしたら、いつの間にか慢性的なむくみが消えていました。
ちなみになぜ食事をきちんと食べるようになったかというと、久々に体重計に乗ったらもともとやせ型だった学生時代の時と比べ、さらに5キロ程痩せていて、体脂肪率も10%前半になっていて、衝撃を受けたからです。生命の危機すら感じました。
そして、そのことを知人に話したら、「そのままだと子供産めなくなるよ」と言われ、その日から毎日とにかく食欲がなくてもたくさん食べることを最重要課題として、日々過ごすようになりました。
とにかく早く体重・体脂肪率を増やさなくては!と思い、夜に1人でまるごと一本ロールケーキを食べたりしていました。
それ以前の私は、人並みに食事を摂っているだろうと思っていたのですが、実際は全然摂取量が足りていなかったのです。
特に、当時はグリーンスムージーが流行っていて、朝ご飯は大体スムージーだけでした。
お昼ご飯は、だいたい食費節約のため自作のお弁当、夜ご飯も、大体自炊で作ったものを食べていたと思うのですが、社会人1年目で、職場の環境に慣れず、家に帰っても疲れ切っていて、まともなものを作った記憶がほとんどありません。

高カロリーな食事.jpg

とにかく高カロリーなものを食べるようにしていた当時

血流が悪くなっていた根本的な理由

当時の生活を振り返ると、まさに本で書かれている血流が悪くなる3つの理由にすべて当てはまっています。
著者の言う3つの理由とは、 ① 血がつくれない。②血が足りない。③血が流れない。です。
またこの3つの理由には順番があり、①から③の順番で起こると言います。著者いわく、「まず、血をつくることができないために血がたりなくなり、足りなくなるために血が流れなくなる」との事です。
言われてみれば、確かにそうですね。血流以前に、そもそも血が無かったら流れようがないです。
だから、血流を良くするためには、まずは血を正常な量に増やすことが第一条件なのです!
今となっては、どうしてそんな単純なことに気づかなかったのか疑問ですが、この本に出会うまで、私は血をきれいにすることを考えることはあっても、血を増やそう!などという言葉は聞いたことがありませんでしたし、血が足りなくなっているなんて、考えたこともなかったのです。
 そして、当時の状況を考えると、まさに血が足りず、足りないために血流も悪く、慢性的にむくみが発生し、静脈瘤にもなり、なんとなくいつも体調がすぐれない、、そんな状態だったのだなと分かります。
朝はグリーンスムージーで、野菜や果物などしか摂らず、たんぱく質がほとんどゼロでしたし、昼も夜も食事量が足りていませんでした。
特に私の場合、もともとやせ形で脂っこいものを食べるとすぐに胃もたれや胸やけをおこしてしまう体質ですし、当時職場の周りに手頃でおいしい昼食処がなかったことも、食べないことに拍車をかける要因になっていたと思います。また職場の方々もお昼ご飯を食べていなかったり、食べてもおにぎり一個やカップヌードルだけという方がいらっしゃったりで、それに比べたら私はちゃんと食べている方などと思っていました。
また、母曰く、私は子供の頃からあまり食べることに関心がなく、口に食べ物を持っていっても口を頑なに閉じて全力で抵抗していたそうです、、まったく厄介な子供ですね。そして大人になっても多分その本質が変わらず、食べることが面倒で、食べずに済むのなら食べないでいたい、と思うのかもしれません。

しかし、当時の激やせ経験でそれまでの食習慣を深く反省した私は、それから出来るだけ三食食べるよう心がけるようになったのでした。そして半年程が経ったころ、おそらく十分な血液が作られるようになった為でしょう、相変わらずむくみやすい体質ではありましたが、慢性的なむくみやずきずきとした痛みはなくなっていました。

Filed under: — 14:42:00